米国で最高の試合が観戦できるおすすめ野球場6つ

野球は、あらゆる定番スポーツの中でも唯一、グラウンドの広さや形状がフィールドによって大きく異なる競技です。フェンウェイ・パークの「グリーンモンスター」やリグレー・フィールドの屋内ブルペンなど、ファウルエリアで試合の流れを一瞬にして変えてしまうような可能性もあるのです。特に選手にとっては、まったく同じような野球場は2つとなく、自分のコンディションに合うものもあれば、そうでないものもあります。ここでは、野球ファンなら一度は訪れておきたい野球場をいくつかご紹介します。

  • ブルーバレー・レクリエーション・センター(カンザス州、オーバーランドパーク)

カンザスシティのダウンタウンのすぐ南に位置するこの巨大複合施設には、合計で24つの野球場とソフトボール球場があります。複数のトーナメント試合が同時に開催されることもありますが、多目的フィールドと機械仕掛けのバッティングケージによって、各チームがウォームアップするのに十分なスペースを確保でき、試合を予定通りに進めることが可能です。また、屋根付きの観覧席、スナックブース、ピクニックエリア、プレイグラウンド、ロッククライミングエリアなどがあるので、試合がやっていない隙間時間でも家族連れが楽しく過ごせるよう配慮されています。

  • バナー・アイランド・ボールパーク(カリフォルニア州、ストックトン)

この美しい湖畔にある球場は、マイナーリーグチームの「ストックトン・ポーツ」の本拠地であり、高校生や大学生の試合に適したメインフィールドとなっています。5,500席の客席とプロ野球の試合が行える設備が整っていて、選手もその家族も一緒に楽しめる球場です。近隣にある地元の大学や高校に協力してもらえば、バナー・アイランド・ボールパークを優先的に使用することも可能だそうです。

  • フォード・フィールド(テキサス州、ボーモント)

テキサス州にあるフォード・フィールドで野球の試合を開催すれば、悪天候による日程変更の手間を省くことができます。なぜなら、ここには計12つの新しめ野球場があり、内野は人工芝で、特に水捌けがよく、予期せぬ雨が降ってきても試合を続行することができるからです。また、雨天時には濡れずに、蒸し暑い夏場には涼しく過ごせるよう、ハードカバー付きのスタンド席も用意されています。さらに、球場内のコンコース通路はきちんと舗装されていて、プロフェッショナルな外観と印象をプラスしています。

  • メーソン・スポーツ・パーク(オハイオ州、メーソン)

シンシナティ、デイトン、コロンバスから車で一日の距離にあるメーソンには、5つの野球場を有するメーソン・スポーツ・パークがあります。各野球場は照明付きなので、夜間に試合を行うことが可能で、中央のパビリオンには売店とトイレが備わっています。また、隣接する日陰のピクニックエリアでは、試合の合間に軽く休憩することができますし、家族連れの方には広々としたプレイグラウンドがおすすめ。ちなみに、選手の間では、屋根付きのダグアウトと質の高いグラウンドが高く評価されているそうです。

  • ニューブリッジ・バンク・パーク(ノースカロライナ州、グリーンズボロ)

米国南東部で野球の試合を開催するつもりなら、グリーンズボロのダウンタウンにあるニューブリッジ・バンク・パークが最適な会場でしょう。2005年にオープンしたこの球場は、マイアミ・マーリンズ傘下のA級チーム「グリーンズボロ・グラスホッパーズ」の本拠地となっています。最大7,499人が収容できる観客席、芝生席2つとピクニックエリア、売店36軒、そしてプレイグラウンドがあります。

  • イーストコブ・ベースボール・コンプレックス(ジョージア州、イーストコブ)

アトランタ郊外にあるこの複合施設は、ジョージア州ならではの赤い土と内野と外野の真緑の芝生で広く知られています。フルサイズの球場3つと、60フィートまたは70フィートのベースがある小さな球場5つ、そして屋根付きのバッティングケージが併設されています。各球場の中央には、売店とトイレがきちんと備わっていて、これは来場者にとって嬉しいポイントのひとつでしょう。